いきなりラノベ的な無駄に長いタイトルで申し訳ありません。
PCを起動しさえすれば自動的に同時に起動してくれていたお気に入りの液晶モニターBenQ PD3220U…、ある時点から毎回”PCと接続されていません”とエラーメッセージが出るようになってしまいました。ケーブルは正しく接続されているのを何度も確認しているのに、PCを起動するたびにモニター画面上に設定ダイアログを呼び出し接続先ソケットを変更&指定しなおしてあげなければならなくなってしまいました。
BenQ PD3220Uは極小ベゼルを採用している製品なので、設定ボタンや設定スティックは本体裏側の表から見えない位置にあります。見えない位置にあるため使い難いと思われるかもしれませんが、慣れるとなんの躊躇いもなく直感的操作が可能です。接続先を指定するダイアログを呼び出し、接続先ソケットを指定しなおすのも1プッシュ、1クリックの2回の操作で済みます。
とは言ってもいままで何もせずにPCと同時起動してくれてのに、なぜ突然機嫌を損ねてしまったのでしょう。
PCと液晶モニターはHDMI2.1ケーブルで接続しています。ググっても全く何も出て来なかったのですが簡単に解決できたので、その方法を記載しておきます。
- HDMIケーブルの液晶モニター側の接続先ソケットをHDMI1に変更する
これだけです。実はこの現象が起き始めた頃、OSをWindows 11に変更したりそれに伴ってマザボをグレードアップしたりしていたので、原因がOSやマザボを変更したことにあると思い込んでいました。同時にHDMI2.1ケーブルをスリムタイプに変更したのです。
その時に自分では気づかずに、いままで使用していた接続先”HDMI1”ではなく”HDMI2”ソケットへケーブルを接続してしまっていたのです。BenQ PD3220Uは2つのHDMIソケットがあるのですが、HDMI1へ接続しておかないと、なぜか液晶モニターが”PCと接続されていません”と判断してしまうようです。
これ、実はBenQ PD3220Uのデフォルト設定”CPU切替器”が原因になっています。設定を変更してHDMIの自動切換を有効化すればHDMI2ソケットで接続していてもPC起動と同時にモニターも起ちあげることができます。
設定の変更方法です。設定の変更はモニター本体裏のホットキーまたはHotkey Puck G2↑を使います。モニター本体裏のホットキーを使用する場合はホットキークリックしてメインメニューに入ります。Hotkey Puck G2を使う場合はセンターのダイヤルキーを押してメインメニューに入ります。メインメニューに入ってからの設定変更箇所と方法は以下の通りです。
- CPU切替器 > ビデオ入力 > なし
- システム > 自動切換 > HDMI自動切換 > オン
必ず1.を先に設定変更してから2.に進んでください。そうでないとシステムから自動切換に進めません。
以上のようにBenQ PD3220Uのデフォルト設定ではひとつの液晶モニターを2台のPCで切り替えて使用するCPU切替器が”オン”になっています。これは2台のPCで液晶モニターだけではなくキーボードやマウスも設定を変更したりすることなく共有できる便利機能なのですが、私は使用しません。逆にCPU切替機能を使いたい場合は、HDMI自動切換機能は使用できません。
こうして原因と設定がわかっていればなんと言うこともないトラブルです。ですがここにたどり着くまで、Windowsの各種設定を確認したり各種ドライバを最新版にしたり、BenQ PD3220Uの設定アプリDisplayPilotの設定を見直したり繰り返したり、さんざんトライ&エラーを重ねて右往左往してしまいました。初心者あるあるですね。
以上、”ケーブルは正しく接続されているのにPC起動時に液晶モニターに”接続していません”とエラーメッセージが出て画面が映らなくなってしまった時の対処法”でした。なにがしかのお役に立てれば幸いです。
当ブログ内のスクショ画像は活動停止したイリュージョンさんが開発・販売していたPC用3DCGエロゲー”3DキャラメイクSEXシュミレーション・プレイホーム家族崩壊”を用いて作成しています。ブログ内では”プレイホーム”または”プレホ”と省略して記載している場合があります。
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