新PCケースbe quiet! SILENT BASE 802 Windowが届いたので、早速開封して旧ケースから移設してみました。
be quiet!製PCケースにはハイエンド向けのDARK BASEシリーズとエッセンシャル(入門クラス?)と位置づけられるPURE BASEシリーズがあります。現時点で500~900まで全7モデル12バリエーションの製品群が展開されていますが、オウルテックが輸入しているのは、全12バリエーションのうちの3モデルのみです。
このSILENT BASEシリーズはプレミアムクラスの製品です。同社のPCケースとしては中間クラスに位置づけられたモデルです。
日本に入って来ている他のbe quiet!製品はいずれもPURE BASEシリーズなので、日本国内で容易に手に入るbe quiet!製品の中ではこのSILENT BASE 802が最上位機種となります。プレミアムクラスだと他にもSILENT BASE 600とSILENT BASE 601がラインアップされていますが、残念ながら日本には輸入されていません(2022年4月現在)。またプレミアムクラスの中では、ケーズサイズがいちばん大きいのがこのSILENT BASE 802となります。
SILENT BASE 802にはBlu-rayやDVDドライブを装着可能な5インチベイは付属していません。
まずスタンドを取り付けて無い状態でのPCケースサイズ幅の記載をどこにも見つけられなかったので、採寸してみました。その際についでにスタンドを取り付けて無い状態の高さも採寸してみたところ、公式ページに記載してある数値とは異なっていたので、両方ともここに記載しておきます。下図のいちばん左端図の高さ532mmと幅248mmは私が実際のケースで測った値です。
スタンドを装着していない状態で507mm(be quiet!公式サイト掲載値)だとやや低く感じられますが、実際には532mm(マムらぶ実測値)あります。
製品仕様
- 幅 x 高さ x 奥行 :248mm x 532mm x 539mm (スタンド無し実測値/マムらぶ調べ)
- MB対応サイズ:E-ATX (30.5 x 27.5cm) / ATX / M-ATX / Mini-ITX (倒立配置可能)
- 内蔵HDDベイ:3.5または2.5インチHDDもしくはSSD x 3 (プラス4ベイ追加可能・ただし要オプションパーツ計7台搭載可能)
- 内蔵5インチベイ:なし
- グラフィックカード垂直配置可能(ライザーケーブルは付属していません) ※
- 冷却ファン:Pure Wings 2 140mm x 3 (プラス4機増設可能・計7機搭載可能)
- 搭載可能ラジエターサイズ:420mm (フロント)、360mm (トップ)、140mm (リア)
- I/Oパネルフロント上面:メインスイッチ、リセットスイッチ、HDD LED、USB3.2 x 2、UDB Type C x 1、ヘッドフォン&マイク端子、冷却ファン速度切替スイッチ
- 電源ユニット配置:シュラウドタイプ
- 重量:13.5kg
※:製品を購入するまではメーカー公式ページや製品紹介ページに記載が無かった?ので気づきませんでしたが、f付属のマニュアルと実際のケースを確認したところ、グラボの垂直配置が可能↓(垂直配置に必要なライザーケーブルは付属していないので別途購入が必要)な造りになっていました。
作業前にちょっとだけ心配していたのは重さです。これまで使っていたPCケースはたった4.49kg、対してSILENT BASE 802は13.2kgと約3倍もあるからです。ですが、こんな感じ↓にバラせるので…
(実際にはこの写真よりさらにもう少しばらせます。)作業時には重さが苦になることはありませんでした。さすがに組んだ後は別で移動するのに気を使いました。
届いたPCケースをバラす時に特別難しいことは何も無いのですが、サイドパネルを取り外すにはPCケース後端上部にあるボタンを押しながらでないと外せない(下図赤→参照)仕組みになっています。
この点のみ気を付ければ、他のパーツは特に問題なく外せると思います。もしわかり難い箇所があったら下記動画を参照してください。
実際に届いた製品を確認してみて悪かった点
- 内蔵HDDベイ(下部設置の2台タイプ)のみ脱着が固く(精度がいまひとつ?)スムーズで無かった点
- 本来皿ネジ(ザグリ加工あり)が使用されるはずの部分に異なるタイプのネジが使用されていたこと
- メーカー公式ページ記載データと実際のケースサイズが異なっていたこと
- ケース付属のファンコントローラー用基盤の各パーツの剛性感がひどく頼りないこと
- 拡張スロットカバーのネジ1か所が組付け時のトルクのかけ過ぎか?ケース側のネジ山が最初からつぶれていたこと
- メーカー公式サイトではPWM仕様となっているケースファンがPWM仕様ではなかったこと※1
- 日本語はあるもののマニュアルが不親切(サイドパネル取り外し時にPCケース後部上のボタンを押す表記無し※2)
※1:付属していたのは3ピンのケースファンただしPCケース付属のファンコントローラーでPWM化が可能
※2:公式ページから上記YouTubeへリンクしてるQRコードはあり
実際に届いた製品を確認してみて良かった点
- デザインと質感
- はじめから140mmファンが3機搭載されていること
- USB Type Cも装備されてるI/Oパネル
- 大型ラジエターも搭載可能な余裕のあるケースサイズ
- 組み易く柔軟なカスタマイズも可能なケース構造
- メインフレームと一部の部材は防振・騒音対策用の緩衝材としてラバーが使用されている
- スチール製サイドパネル外板の内側に約10mm厚の防音振動吸収マットが採用されている
- HDD用の3.5インチベイもラバーマウントを採用している
- ミドルタワーでありながらE-ATX (30.5 x 27.5cm)サイズも搭載可能な拡張性
以上、防音や振動、騒音対策用として各パーツや結合部にラバーやマットを多用しています。またマザボの倒立配置も可能化(下図参照)す。こうした仕様がいまどきのPCケースの標準的なつくりなのか、それともbe quiet!独自の配慮なのかはわかりませんが、騒音、振動対策には気を使った製品だと言うのはよく理解できました。
次回はbe quiet! SILENT BASE 802(ホワイト)を実際に組んでみた際の様子と結果を報告したいと思います。

当ブログ内のスクショ画像は活動停止したイリュージョンさんが開発・販売していたPC用3DCGエロゲー”3DキャラメイクSEXシュミレーション・プレイホーム家族崩壊”を用いて作成しています。ブログ内では”プレイホーム”または”プレホ”と省略して記載している場合があります。
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