4Kサイズモニターに買い換える際に検討した内容を、昨日記事にまとめました。あらゆる要素を検討して購入したはずの高額?4Kモニターですが、唯一配慮するのを忘れていたことがあります。それは3DCGエロゲーのフレームレートとモニターのリフレッシュレートの関係についてです。
ご存じのように全てのアニメや動画は少しずつ異なる時間経過を表現した静止画を、連続再生することで動きを表現しています。ちなみにアニメの世界では1秒間に24枚分の静止画を撮影し再生すると滑らかな動きになると言われていました。ところが現代のPCゲームのフレームレートは1秒間に60コマ(60fps)かそれ以上あります。ちなみに、いまの私のPC環境でプレイホームを4Kサイズ(3840 x 2160)”クオリティ”優先で起動しても、ほぼ110~122fpsで推移しています。つまりゲーム側は1秒間あたり120枚前後の静止画を出力している訳です。
そうなるとモニター側にも1秒間に120枚以上の静止画を描画可能なリフレッシュレートが求められます。ところが、私が購入した液晶モニターのリフレッシュレートは60Hzです。と言うことはゲームやPC側は1秒間に120枚前後の静止画を出力してるのに、受け手となる液晶モニターはその半分1秒間に60枚の静止画しか再現できない訳です。これでは動きの滑らかさに違いが出て当然です。この件に関する検討を忘れたことは大失敗でした。ですが、液晶モニターの買い替え当時の最優先項目は4Kサイズにすることでした。また、購入したBenQ PD3220Uの発色の良さや有線リモコンホットパックG2の存在、付属アプリの使い易さ等には大満足しています。これで高リフレッシュレートだったら言うことありません。それでも敢えて現在の理想を列挙すると…
- IPS液晶では無く有機EL(OLED)
- 最低でも120Hz以上の高リフレッシュレート
- モニターサイズが32インチ以上の場合は湾曲モニター
- 価格は15万円以下
…となります。上記の条件で価格.comで検索すると、ひとつもヒットしません。”湾曲”と”価格は15万円以下”を外すと1モデルのみヒットするのですが178,000円もするのであまり現実的ではありません。と言うのも、有機ELテレビになってしまうのですがREGZA 48X8900Kなら129,800円(2022年3月時点価格.com掲載価格)で手に入ってしまうからです。
- 4Kサイズ有機EL
- 3840×2160:120P対応
- 画面サイズは42インチ
- 価格は129,800円
- 画素密度:105ppi
- 画素ピッチ:0.242mm
…と画素密度と画素ピッチに関しては42インチなりの値になってしまうものの、”湾曲”以外のすべての要素を満たしています。しかもREGZA 48X8900KはTVですからリモコンはじめ各種チューナーからスピーカーまで装備済みの価格な訳です。別途USBハードディスクが必要ですが録画機能まで付いています。さらにナチュラル美肌トーンと言う3DCGエロゲーユーザーには見逃せない機能まで付属しています。ネックは42インチと言うPCモニターとして使用するには巨大すぎる105.2cm×59.2cm(幅×高さ)サイズと、重量が15.7kgもあり設置したらPCのモニターアームで自在な位置調整等は全く望めないことです。また、現在のモニターのように回転させての縦表示などは望むべくもありません。さらに有機ELの場合同じウインドで長時間作業することがあるPCモニターとして使用する場合は焼き付きなども気になります。あとは消費電力が高そうなことくらいでしょうか。それでも、もしいま新たなPCモニター選択をするなら、この方法もおおいにありな気がします…。
有機ELで理想的なPCモニターが登場し、価格がこなれて来るまではあと数年待たなければならないのかもしれません。
当ブログ内のスクショ画像は活動停止したイリュージョンさんが開発・販売していたPC用3DCGエロゲー”3DキャラメイクSEXシュミレーション・プレイホーム家族崩壊”を用いて作成しています。ブログ内では”プレイホーム”または”プレホ”と省略して記載している場合があります。
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