めちゃくちゃ楽しみにしていたイリュージョンさんの3DCGエロゲーリアル系の新作、ROOMガールの体験版が無料ダウンロード＆プレイ可能になりました。最初に推奨動作環境についてですが…
OS：Windows 10 / 11 64bit 日本語版 ※1
DirectX：DirectX 11 に対応した環境
CPU：Intel Core ｉ７ 8700 以上 ※２
メインメモリ：実装 １６ＧＢ 以上
HDD空き容量：未定
グラフィック：NVIDIA GeForce GTX 1060又はAMD Radeon RX 480以上VRAM６ＧＢ 以上
ディスプレイ解像度：1280×720 以上（16：9比率のみ）
…となっていてWindows 11にも対応しています。
早速プレイしてみたところ、おぉっ！と思わず笑みがこぼれる進化と同時に、え？！とガッカリしてしまうところのそれぞれがありました。結論から言うと、私はROOMガールは購入しません。
なぜ購入を見送るのか、まずはその理由から列挙していきます。(ただしあくまで現時点2022年7月1日における体験版の評価であり、実際の製品版とは内容が異なる可能性があります)
- 肌の質感がドール系・プラスチックっぽい
- キャラメイクは基本的に進化ゼロ
- あいかわらずハイヒールを履くことができなさそう
- ポーズ他、過去作からの使いまわしがあまりに多い
…と言っても上記に挙げた4点くらいなのですが、正直、肌の質感に関してはかなりガッカリしました。リアル系3DCGの進歩は目覚ましいものがあり、基本無料で使用可能な3DCGソフトでも腕さえあれば写真と見紛うクオリティの作品を数多く見かけます。またエロコンテンツ関連を作成、使用可能なDaz3DやVAMも基本無料で使えるうえに、モデルの肌や質感、そのクオリティは本当に素晴らしいものがあります。ただ、Daz3DやVAMは私のような3DCGエロゲー初心者にとってはできることのレベルが高い代わりに、実際に自分で使うには言語の問題や操作や設定可能範囲が広すぎて手に負えない感があります。モノ覚えが悪くなった高齢者には敷居が高すぎるのです。
新作、ROOMガールではDaz3DやVAMと同等とはいかなくても一歩か二歩は近づいたリアルな表現が可能になるのではと期待に胸を弾ませて体験版を起動しました。ところがROOMガールではラブドールのような造型や肌の表現が為されていて、人の肌がプラスチックのように見えるのです。リアル系を謳っているのにむしろ退化したかのように感じました。キャラメイク上の設定やライティング等を変更したり、少しでもリアル系に近づけようと努力してみましたが人形のような肌の質感はどう足掻いても向上することはありませんでした。
次にキャラメイクについてですが、基本的にハニセレやプレホ時代から大きな進化はありません。例えば手足の長さの調整や、手、足、そのもの大きさや指の長さ等、相変わらず全く変更ができません。例えば手そのものは初期設定がやや大きく女性の手としては繊細さに欠けるプレホのものに比較すると、大きさは小さく、いかにも女性の手らしい造型に進化しているのですが、今度はやや幼めの女性の手に見えてしまいます。指が短めなせいで余計そう見えてしまうのですが、指の長さや手の大きさは相変わらず変更できません。首の造形も逆台形になってしまうプレホに比較するとはるかにまともになっていますが、やはり首単体で太さや長さ、形状等を変更することはできません。
あくまで個人的な推察ですが、ハニセレの第1弾やAI少女等、かなり昔のタイトルから根幹を成すエロゲーのゲームエンジン自体が全く進化していないのではないかと思います。手足の大きさや手足の長さが変更されると、ゲーム内のHシーンに齟齬を来してしまうのではないかと思います。
ネット上にはDaz3DやVAMで製作された素晴らしいスクショや動画がたくさんアップされています。またスマホで基本無料で遊べる様々ゲームも3DCGの作品が非常に多く、それらに登場するキャラの姿かたちや動き等も、ものスゴイ勢いで進化しています。そうした中にあって、リアル系新作と銘うって登場したROOMガールなのですが、肌の質感やキャラメイクの範囲だけではなく、髪型、ファッション、アクセサリー等、すべてにおいて時代遅れ感が甚だしい完成度なのです。
当然、靴の中にはハイヒールもなくこれから販売されるゲーム本編でも、たぶん使用不可能だと思います。ちなみに、CustomMaid3D2を販売しているKISSさんは基本MOD利用を認めていますが、イリュージョンさんはMOD使用を認めていません。それならば、最低限の女性らしい表現が可能なかつイマっぽいヘアスタイルやメイク、ファッション、シューズを最初からある程度使用可能にしていただきたいと言うのが、いちイリュージョンさんファンとしての切なる願いです。残念なことに、あまりに過去作からの使いまわしが多く、また古さが否めないアイテム、メイク、ファッションが多すぎです。それはルームやマップ内の表現もまさにそうで、Daz3DやVAM、またはMODで見かける部屋や街は非常に洗練されていたり、また逆に現代の日本らしさに溢れています。3DCGエロゲーの老舗イリュージョンさんであるからこそ、全てにおいてよりグレードアップした作品を期待してしまうのです。
さて、良くなっている点についてですが…
- 関節等の表現が進化している
- 口の表情もより自然になっている
- 重ね着ができる
- アクセサリースロットが増えている
- 首や手の造形に女性らしさが増した
以上の点に関してはプレホに比較すると明らかに良くなっています。それだけに肌の質感の後退他、キャラメイクにほとんど進化があまり見られないのは非常に残念です。リアル系のプレホと、アニメ絵のコイカツの中間的な質感や表情の作品であるように思えます。
イリュージョンさんの3DCGエロゲーはDaz3DやVAMが扱いきれない私のようなものにとってはスライダーで簡単に直感的にキャラをクリエイト可能な素晴らしいツールでありゲームです。プレホは心から大好きな素晴らしい3DCGエロゲーだと思いますが、そろそろ本気で移行しようと思えるリアル系の新作を望んでいるのも本音です。次のリアル系の本当の意味での新作を首を長くして待ちたいと思います。
個人的には次に導入する3DCGエロゲー？としてはSKYRIMを考えています。
当ブログ内のスクショ画像は活動停止したイリュージョンさんが開発・販売していたPC用3DCGエロゲー”3DキャラメイクSEXシュミレーション・プレイホーム家族崩壊”を用いて作成しています。ブログ内では”プレイホーム”または”プレホ”と省略して記載している場合があります。
コメント