久々にコレ欲しいっ!となってフォントを衝動買いしてしまいました、これ安過ぎですよね。だって…毛筆和文フォント92書体、欧文フォント114書体、梵字フォント4書体の合計210書体を収録した「昭和書体全集」のダウンロード版が11,000円(税込・2023年3月31日までの特別価格)なんです。この製品の元になった昭和全書体セットの定価は169,400円なので約93%オフと言うことになります。Win版はOpenType・TrueType別の販売となるので購入時はご自身の使用環境に合わせてお間違えのないようにお気をつけ下さい。Mac版はOpenTypeのみの販売となっているようです。またダウンロード版はJIS90のみの販売、価格がやや高いパッケージ版にはJIS2004バージョンも含まれるようです。詳細は下記リンク先にてご確認ください。
「昭和書体全集」の参考記事は下記リンク先から…内容が非常に興味深いので、お時間のある時にぜひご一読いただけたらと思います。一部、抜粋すると…父は字を書くときは「絵を描いている」というんですよ。文字ではなくて。「そういう気持ちで書かないと1人で60書体以上なんて書けないよ」と。そのつど、人格を変えて書いているらしいです。父は書く時には誰かが憑依しているというんですね。「だから文字じゃない、絵だ」と。最初に数十枚書いているうちにそうなっていくらしいです。ここはそうしたほうがいいとかやり取りをしながら進めていくのですが、途中で筆致が変わってしまっている時もあります。そういう時は、全部捨ててやり直しです。…みたいな感じです。

上記リンク先によると、本格毛筆書体ブランド 昭和書体 とは書家の綱紀栄泉(つなのりえいせん)さんが1文字1文字丁寧に書き上げた筆文字だそうです。ひとつの書体には第一水準から第二水準までの約7,600文字が必要になり、64書体のためには約50万字書かなければならないとのことで、書き直しを含めると2倍近くと言うことですから100万もの文字を書かなければならなった、と言うことになります。1書体の完成には3カ月~6カ月かかるそうですから、その労力は並大抵ではありません。やっぱり安過ぎです。
綱紀栄泉(つなのりえいせん)さんは昨2022年3月に他界されとのことで、今回は追悼セールと銘うたれています。逝去されてからもうすぐ一年経ってしまいますが、心からお悔やみ申し上げます。
今回のトップ画像のタイトル文字”犯”の一文字のみ昭和書体のフォント”KSOかぐや”を使わせていただきました。それ以前の異なるフォントを使っていたのが上の画像です。たった一文字ですが雰囲気が全然変わるので個人的には大満足です。
なんかスクショベースに作成しているアダルトDVDとかに使用させていただくのが申し訳ない気持ちになりますが、故綱紀栄泉さんに感謝しつつありがたく活用させていただきたいと思います。
当ブログ内のスクショ画像は活動停止したイリュージョンさんが開発・販売していたPC用3DCGエロゲー”3DキャラメイクSEXシュミレーション・プレイホーム家族崩壊”を用いて作成しています。ブログ内では”プレイホーム”または”プレホ”と省略して記載している場合があります。
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