母子相姦を題材としてるせいかR-15指定とされ、いまから約38年も前(1985年)に公開された邦画、魔の刻(まのとき)を紹介します。以下ネタバレ有りなのでご注意ください。
この映画…綺麗なお母さん役である主演の岩下志麻さん(Wikipedia)の美しさ可愛さと名演技をひたすら愛でる映画です。現代のAVやコミックで描かれている過激な母子〇姦シーンに慣れた人が、Hシーンに期待して観たら肩透かしをくらうと思います。ですが母子〇姦好きな方や母子〇姦マニアな方なら岩下さんが息子に向ける眼差しの優しさや、息子を想う故にする無茶な行動や過激なセリフの数々にグッとくるはずです。110分と約2時間近くある作品ですが全編とおして楽しんで観れると思います。
下のキャプチャ画像…プレイホームで私が望んでいる理想の首がここにあります。
まじめにこの映画の製作に取り組んだ方々には少し失礼な表現になってしまうかもしれませんが、お母さんが息子にキスをねだる度に邪魔が入ったり、お母さんが息子とのいちゃラブを妄想するシーンなど、まるでエロマンガのような脚本と演出で思わず吹いてしまうほどです。逆に言えば、これまで知らずにいましたが、この映画のストーリーを元にしたり影響を受けた母子〇姦マンガも多いのかもしれません。自分が母子〇姦モノが好き過ぎて、たぶん普通の感覚では観れないからだとは思いますが…。以下、個人的にツボったこの映画の見所を箇条書きにしてみます。以下盛大にネタバレを含みますのでくれぐれもご注意ください。
- 冒頭シーンから息子との距離が近くボディタッチが多め
- 少し人目につかない海岸に出た途端に息子にキスをせがむ
- 岩下志麻さんは息子のストーカーと化している
- ストーカーと化した岩下志麻さんの行為が少しづつエスカレート
- ついには飲酒煽り運転して地元の若者に囲まれるが中身は極道の妻なので…
- 周囲の目を気にせずやたらと息子にボディタッチする
- 息子に会えないとすぐにヤサグレる岩下志麻さん
- 息子の姿を見かけたらそれがどんな状況でも追いかけずにはいられない
- 息子といちゃラブシーンと思ったら妄想だった
- 現実に気づくと一人で泣いたり飲んだりプロレスTV観戦で鬱憤を晴らす
- 息子の世話をやいてる時がともかく嬉しそうな岩下志麻さん
- 息子との最中に夫に見つかってしまう岩下志麻さん
- 息子から電話連絡が無いと切れる岩下志麻さん
- 息子を追いかけて住み始めた町でおばさん連中に虐められる
- 他の男と話していても基本話題は息子の話ばかり
- NTR有り・息子に袖にされた腹いせ?で他の男と寝てしまう
ともかく岩下志麻さん演じる母親役があまりにもハマっているのです。撮影時43~44歳とはとても思えない美しさを誇る岩下志麻さんの様々なヘアスタイルやファッションが拝めるだけで眼福です。黒髪で上品で美しく、仕草や振る舞いが優雅なので、これぞ理想のお母さん像と言っても過言ではありません。何と言っても息子を見つめる瞳や視線がとてもやさしく穏やかで嬉しそうなのです。例えばAVの母子〇姦相姦モノとかはHシーンは過激ですがこう言う細やかな演技や表情を演じられる方は少ないような気がします。最もベテラン女優さんとセクシー女優さんを比較するのが魔違っていると言われればそのとおりです。岩下志麻さんは熟女なりの上品な艶気がありながらも、同時に自分でもコントロール不可能な少女みたいな一途で一直線の想いやそうした女性の一面を本当に見事に表現してくれています。ともかく全編とおして息子に夢中で、息子を追いかけ、息子に妬きもちをやき、キスをせがんだりする岩下志麻さん演じるお母さんが超キュート…可愛くて堪りません。私なら即オチすると思いますが、息子役の坂上忍くん(撮影当時の本人年齢17~18歳)は頑なにお母さんを拒否する大馬鹿ものです。どこまでも一緒に堕ちていけばいいのに…。
箇条書きにもあるようにNTRシーンもあります。勿論短いカットです。岡田裕介さん演じる男と寝るまえに既に「息子以外の男では感じられないと思う」と釘を刺しているのですが、このシーンでもわざと感じてる演技をしている…演出が為されています。ともかく息子である坂上忍くん以外のことはどうでもいいお母さんなのです。
終盤ではネトリ役の岡田裕介さんと飲みながら…岩下志麻さん演じる母親が成績不振に悩む息子の心の隙間につけ込み「母さんが欲しい?母さんの肉体(からだ)が欲しい?」と迫って自ら関係を持ったコトを話すシーンがあります。ここで岡田裕介さんはイジワルく「坊やと犯って良かったですか?」ときわどい質問をお母さん役の岩下志麻さんに投げかけます。勿論、岡田裕介さんはお母さんに惚れてるのに肝心のその人は実の息子に夢中と来てるのですから、そんな質問だってしたくなる気持ちもわかります。嫉妬を孕んだド直球の質問にも関わらず、岩下志麻さんも真正面から少しも臆することなくハッキリ答えます。「ええ…よかったわ…」と。このシーンの岩下志麻さんの演技や表情は、この映画のいちばんの見所かもしれません。濡れ場が簡素に撮られているせいもあり、かえってこうした会話や何気ない仕草、表情に艶気を見出してしまいます。たぶん、このセリフも表情も岩下志麻さんであらばもっとエロティックな演技もできたように思いますし、実際に撮られていたようにも思うのですが、一般作として公開したいと言う映画会社の思惑が、そのカットを使うことを許さなかったのかもしれません。…などと言う妄想さえ抱いてしまいます。
息子とのカラミは3シーンほどでいずれも短くオカズ等にはなり得ません、ソコに期待して観ると外します。また私が掲載してるスクショを見て岩下志麻さんがご自身のストライクゾーンから大きく外れている…と言う方にはおススメしません。
で、この映画の残念なところなのですがお母さんが息子を好きになったきっかけや何故そうなったかはボンヤリとしか描かれていません。あれだけの執着をみせる理由が単に夫の浮気や持て余した性欲が原因なら少し残念です。何も語られないのでわからないままなのはやや不満です。ほんの少しでも息子に恋する?きっかけがきちんと描かれていれば、より味わい深い作品になったのではないでしょうか。
また、左手薬指に結婚指輪をしていない(息子と寝たのがバレているにも関わらず夫は離婚していない、離婚できていない設定、気持ちが既に夫からは離れてしまっていると言う証なのかもしれません)のも惜しいです。左手中指には指輪をしているのですが、薬指の結婚指輪は禁忌や背徳感を象徴するアイテムなので外して欲しくなかったところです。とは言え夫の出張中に自宅で息子と愛し合っているところを、急遽帰宅した夫に見つかってしまうと言うエロ漫画によくあるような設定の濡れ場では、ちゃんと左手薬指に指輪をハメてくれています。なので、夫との決別する意思を固めたことを表しているのと思うので、ソコに文句を言ってもしかたないことは理解しています。
また制作や配給元となる東映が一般公開を狙ったせいかどうかわかりませんが、肝心の濡れ場で岩下志麻さんの美しさや魅力がまったく活かされていないことです。これは残念極まりないことです。もっと過激なシーンをとかもっと尺を長くとかは別に求めていません。ですが、カラミ以外のシーンでは余すところなく岩下志麻さんの魅力を捉えているカメラが、濡れ場ではその片鱗さえ伝えられないと言うのはどう言うことでしょう。魔の刻のWikipediaによると(この作品の原作出版後)…すぐに本を読み、「映画化されるならぜひ私に」と希望していた岩下志麻。岩下は「私はいたって平凡な女ですから、異常な役や、異常なテーマに憧れます」と話した…との記載があるので、岩下志麻さん並々ならぬ覚悟でこの映画に挑んだはずです。もっともっと禁忌を犯しながらも美しく妖艶に濡れ輝く母親の姿と、それを演じる岩下志麻さんを観てみたかったです。
そして、最後に優柔不断でどっちつかずで超情けない息子の心理が全く理解できないコト、若いから…とかお母さんに一度フラれているから…と言う理由だけではあまりにも行動が子供っぽ過ぎるのです。演じる坂上忍くんも大変だったことでしょう。お母さんの胸にサッサッ飛び込めよ…と何度も突っ込みながら観ていました。…とは言え私もファンタジーとしては楽しめても現実の母親となんてとても不可能な行為なので、そう考えると坂上忍くんの拒絶も理解できなくはありません。でも、坂上忍くん既にもうお母さんとやってしまっている設定なんですよね。だからよけい煮え切らないヤツ…と観ていて終始腹が立つのかもしれません。いいえ、それよりも正直に言えばこんな素敵なお母さんに迫られて羨ましいぞコン〇キショウ!と言うのが本音かもしれません。
以下、いつもの余談です。上図は魔の刻のDVDパッケージですが、劇場公開時のポスターもほぼ同様のデザインです。このパッケージ…劇中では中指にしていた指輪が、左手薬指になっているのです。え…上図は右手だよね…と思われた方もいるかもしれません。ですが岩下志麻さんの右目下にあるはずの泣きボクロが上の図版では左目の下になっているので、実際に撮影した写真を左右反転していることがわかります。たぶん文字のレイアウト等何らかの問題があって画像を反転しているのだと思います。ですから図版上では右手薬指に見えますが、実際には左手薬指に指輪をはめていることになります。
そして白トビしていて指輪のデザインがはっきりとはわからないのですが、良く見ると蛇の頭のようなモノが確認できます。そして背景の強烈な赤ですが、言うまでもなくリンゴを象徴していると考えられます。禁断の果実を口にしてしまったイヴに母親役の岩下志麻さんをわかりやすくなぞらえているポスターデザインだった訳です。映画の中で母親役の岩下志麻さんが「渡ってはならない橋を渡ってしまった」とつぶやくのですが、その言葉は母子〇姦と言う禁忌を犯してしまったことを表現しているのと同時に、楽園であるエデンから追放されたイヴの姿も同時に表してるように思えます。そしてこの映画のラストでは”追放される”のではなく”自らの意思で出ていく”吹っ切れた岩下志麻さんの清々しい表情が描かれます。同時に自らの意思でエデン?に留まり、捨て去られる息子坂上忍くんの惨めな姿も映し出されます。
いま落ち着いている慣れ親しんだ場所が本当に楽園=エデンなのでしょうか、それともエデンの外にこそ本当の楽園が存在しているのでしょうか。皆さんはどちらだと思いますか。
邦画”魔の刻”は2023年9月現在だとU-NEXTで視聴可能です。
とても興味深い作品だったわね
いろいろと考えさせられたわ
うん…そうだね
岩下志麻さんが…あたしの方が
ドンドン先に歳をとり老けていく…
その時になって捨てられるのが怖くて
息子さんを突き放したって言ってたでしょ…
うん…そう言う意味の
セリフあったよね
でもね…あのセリフを聞いて
お母さんはこう思ったの…
あたしが老いて醜くなったら捨てていいのよ
なおくんはもっと若くて素敵なコと
幸せになってくれればソレでイイって…
どうしてそんなコト言うの?
ボクが将来そんなコトすると思ってるの?
ううん…そうじゃないの
なおくんのコト信じてるから…
でもね…あたしならそう考えるってコト
ボク絶対そんなコト
しないもん
なおくん泣いてるの?
だってお母さんがあまりにも寂しくて
悲しいこと言うんだもん…
もう…そんなことで泣いて…
いったいいくつなの?
ほらコッチにいらっしゃい♥
ギュッってしてあげるから…
うん…お母さん
大好き
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